露地を舞台に

照る花の塀よりこぼるる露地の夕

古い町家が並ぶ露地を歩いていると、ふいに目の前に夕陽に照らされた桜の木が浮かんできた。

露地は既に夕の帳が降りかけていたので、まるでそこだけスポットライトが当たっているよう不思議な世界だった。

“露地を舞台に” への4件の返信

  1. ちょっと幻想的な雰囲気が漂っています。。
    思いがけなく不意を突かれると、見方も変わりますよね。

    PCを開きながら目の前の桜堤を眺めていますが未だ3~5分咲きといったところでしょうか?

    昨日、所用で久しぶりに街中へ出かけました。
    三の丸外堀の桜並木が透き通るようなピンクできれいでした。
    お城はほぼ満開とのことで心を残しながら、目的地へ~
    桜と共に華やいだ街の伊吹を感じる一日でした。

    それにしてもここ最近の天候不順にはまいってしまいます。

  2. 春の宵、桜、不思議な世界、、、、うっとりきますね。

    「照りもせず曇りも果てぬ春の夜の朧月夜にしくものぞなき」(大江千里)
     ~ これを引歌としてかの朧月夜が登場する (第8帖「花の宴」)
     ~ 源氏の須磨流謫の原因となった姫君です
       (読めば読むほど色っぽい魅力あふれる女性です)

    じゃあね。。

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