跡を残さず

水紋の揺れて川蜷揺るるごと

春らしい光の強さが加わって、水紋がきらきらと眩しい。

水量が豊かになっったこともあって流れも速く、煌めきがさらにましたようだ。
煌めきの底を確かめると、速い流れに身じろぎもしない川蜷が張り付いているのが見える。水を通した光りが揺れるので、殻自体も揺れるようにみえるが、実際にはうごいていない。通常、蜷が這ったあとは蚯蚓が這ったような跡が見えるものだが、その形跡すら見られず川底の表層の軽い泥などは流されているのだろう。

“跡を残さず” への2件の返信

  1. 蛍の幼虫の餌となる川蜷が見られましたか。
    故郷の実家の前を流れる川にも一時川蜷がたくさんへばり付いていました。
    昨日の雨で水量が増え春の日差しを浴びてきらめいている様子がうかがえます。

    私はと言えば週末の混雑を避けせっかくの晴れにもかかわらず今日は映画館で過ごしました。
    案の定、映画館は人もまばら離れた席を選び安心して鑑賞できました。
    コロナ対策で発熱感知器を設置、完全消毒の完備、ブランケットの貸し出し中止、興行場法により天井や床の換気設備は完璧との事。
    そのうちの一本「Fukushima50」は福島第一原発で戦った作業員たちの使命感。
    11日は東日本大震災から9年、原発事故の甚大な被害とその恐怖。この映画を観たらコロナなどに負けてなるものかと思いました。
    映像からこの事故を決して風化させないというメッセージが嫌というほど伝わってきました。
    コロナも原発もある意味、事故や災害に匹敵するものではないかと・・・

    1. 映画館へ足を運ぶ勇気に喝采しました。
      私など、とても腰が引けてしまいます。
      今日も雨、どこも出かけずに家で過ごす予定です。

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