耕人のなすべきなして春ゆける
久しぶりに用があるので平群谷を訪れた。
山の桜は葉になり、入れ替わるように藤がうっすら紫を帯びてきたようである。
平群川には大きな鯉幟が強い風に負けず悠揚と泳いでいる。
世の中新コロナウィルスで騒々しいなかでも、気のせいか年々その数を増しているような気がする。
当県でも緊急事態宣言でようやく重い腰を上げ営業自粛を公表したようである。
そのあおりで、散歩コースの県営公園の駐車場が明日から閉鎖だというニュース。ここは行楽地の少ない当県にあって入場料も駐車料も無料とあって、この時期家族連れで大変好評なのだが、いよいよコロナの余波はここまでおよんだかという感を強くする。
外出自粛の内容がどんどん拡大され買い物も三日に一度が要請される始末。
元々週に2~3回ぐらいしか行かないので苦にはならないが・・・
なるべく用事をまとめるようにして回数を減らしている。
外出の時はマスクで顔を覆いおまけに白内障手術後のゴーグルのような保護眼鏡をかけているので全く化粧をしなくなってしまった。
服装だって体操着のような楽なものばかり着用しているので春だというのに全くお洒落心も削がれてしまっている。
今日、書の社中の購読紙が届いた。
あとがきに今は家に籠り「只管臨書に打ち込むことが一番かも」とあったがそこまでストイックにはなれない自分がいる。
禅宗にも「只管打坐」という言葉がありますね。「心身脱落」すなわち無になること。
修行と思わないで、半眼でひたすら腹式呼吸を意識して1分でも2分でも坐ると不思議にリラックスするものです。
朝のお勤めの後すっきりします。