食べない麦

麦を踏む老のそびらの信貴の峰

食べるために育てているのではなく。

冬でも畝を空けない、草を生やして根を張らす、伸びてきたら敷草に。そんな目的で種を蒔いたのだが、今は6,7センチくらい。これを春までに何度かしっかり踏んで霜で浮かせない、腰を強くする、分けつを促すなどの効果を狙う。
一番の狙いは兎に角畝に草を生やして根を張ってもらう。その根には菌が棲みついて土を活性化してくれること。残った根はやがて腐って分解してくれる菌が増える。根が分解した跡は空気や水の通り道になり、新しい作物の根が張りやすくなる。いつまり畝を耕してくれるのである。
雑草も生えない畝は困るので、まずは麦を蒔いたのである。夏には枯れてくれるのでそのうえを西瓜や南瓜の蔓這い、あるいはサツマイモの茎が這う予定である。

“食べない麦” への2件の返信

  1. そう言う畑の使い方、機能があるなんて知りませんでした。
    元はと言えば百姓の娘なのにね~
    こういうのもSDGsの一つと言えるでしょうか?

    1. 冬耕とか土をひっくり返すのは悪い菌を死滅させる目的があるのですが、そうすると有用な菌も死んでしまいます。春になったらまたせっせと堆肥や肥料やらなければ作物はできません。そこで、土は耕さず時間をかけて菌ちゃんたちを育てれば肥料も要らず、病虫害にも強くなり無農薬。自然栽培という考え方です。

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