春寒や振れど動かぬ腕時計
腕時計の電池が切れたまま。
長らく腕にはめることを忘れていたら、いつの間にか動かぬようになった。
電池を入れ替えたところで寿命的にはオーバーホールが必要だろうし、このまま机の肥やしになってしまいそうである。
手入れさえすれば何十年、あるいは百年以上もつと思われるが、そこまでするほど愛着もない。もし必要ならば買い換えればいいだけのことである。なにしろ数百円出せばちゃんと一年以上持つ時計がスーパーやホームセンターなどで売られているではないか。
時計がなくても困らなくなった暮らし。時間にしばられない、かけがえのない日々を送っていることはただありがたい。
時計を持たなくなって久しい。
狂いもせず40年近く長持ちしている時計があるが必要な時には電池切れ。
定期的に電池交換した方が良いかもね。
今日は実家の解体現場に行ってきたがまだ整地はされていなく残骸があちこちに。
当地は晴れていたのに三重はみぞれ混じりの寒い日であった。
レアものなので電池交換もオーバーホールも滅茶高なのでほったらかし。いくら高価でも動かないものを形見分けするのもどうかねえ。