嗅覚

沈丁や吐いてもあまりある思ひ

匂いが強すぎて嫌うひとは多いと聞く。

粘り着くような甘い香りはときに頭が痛くなるほどだとも。
私はさいわいに鼻が鈍いのか、庭に一株おろしてあって梅に次ぐ花として楽しんでいる。
苦手な人にとっては、この強い香りは放つと言うよりは毒を吐きまくっているような感覚さえしてくるのではなかろうか。
「あまりある思ひ」には触れずにおこう。

“嗅覚” への2件の返信

  1. 「あまりある思ひ」は思いのあまりとはまた少し違うような気がしますがいかがでしょうか?

    沈丁花は直接嗅ぐより通りすがりにどこからかほんのり匂ってくるのが好ましく思います。
    今日は啓蟄、物みな顔を見せ始めるころでしょうか、今日は18度を超え明日は更に気温が上がるとの事。

    1. 「思いのあまり」単独では「挙げ句に」というニュアンスがありますね。
      「ありあまる」と「あまりある」はまた違います。
      前者は十分にあるでしょうし、後者は先に何かをつけて「何々しきれない」ということでしょうか。
      誤解を避けるには「吐くにあまりのある思ひ」とすべきだったかもしれません。

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