草笛の昔

雀の鉄砲小隊分隊入り乱れ

晩春の田は賑やかである。

クローバーもあればホトケノザも真っ盛り。
ところによっては雀の鉄砲が群れ咲いていて、密度も濃いところ薄いところまちまちである。
雀の鉄砲には田のものと野原のものと二種あるらしいが、一見してすぐ分かるのは田のものである。
雀の枕、雀の槍、槍草という別名がある。
やがて種をこぼせば枯れてしまうものなので、田の厄介者とはみなされない。かつて子供にとっては草笛など遊び友だちであったが、今の子供たちには見向きもされない。

“草笛の昔” への2件の返信

  1. 子どもの頃よく遊びましたね。でも二種類あるとは知らなかったです。
    どちらであそんでいたのかな~

    1. 野の方は麦のような姿で目立ちません。一般にはスズメノテッポウといえば水田の春田に見られるものですね。

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