早春や近畿の屋根のかぶりもの
これは某句会で選外だった句。
近畿の屋根とはもちろん大峯の八経ヶ岳のことであるが、遠目でも分かるくらい白く見えるのは実は二月に入ってからである。
冬季はさほど目立った雪が見えないのは、いわゆる南岸低気圧が半島南を通過したときの春の雪の積雪でようやくしっかり降るということだろうか。
したがって、南を見るときに最も楽しみにしている季節というのが春未だに浅い二月なのである。これが三重県境の高見山にも言えて、三千メートル級とはいかないまでもそれぞれ神々しさを増すのである。
山々が神々しく見える時期、わかるような気がします。
周囲に大きな山はありませんが晴れた日の冬季に遠くに見える冠雪の御岳山などはそう感じます。
独峰だけに名古屋からの御嶽の姿は目を引かれますね。冬休みなど帰省のおりに湾岸道路を渡っているときにはひとつの楽しみになってます。