小骨

爪楊枝二本使うて目刺かな

歯茎が衰えるとすきっ歯になるようだ。

そのせいで、いつの間にか楊枝の世話になることが多くなった。とともに、食卓の上には四六時中楊枝が置かれるようにもなった。
隙間が広がったので楊枝で簡単に取れることが多いのだが、それでもなかなか厄介なのが魚の小骨である。顎がはずれるのではないかと思うくらい大口開けては奥歯の裏と格闘する姿は、本人からすれば必死なのだが傍から見ていたら滑稽に映るにちがいない。
材料の木材も貴重になって高級な楊枝などふだん使いには買ってられないので、すぐに先がつぶれたり折れてしまったりで下手すると一本で済まないことがある。
目刺の骨程度ならそんなに格闘するほどでもないが、苦手なのがメバル、カレイなどの太くて固い骨。これらは下手すると歯に挟まる程度で済まないこともあって痛い思いもする。

“小骨” への2件の返信

  1. 昔は歯間ブラシなど使う必要ももなかった。
    何しろ隙間がないから入らないのである。
    今は朝昼晩歯磨きごとに使っているが楊枝はあまり使わない。
    小骨は歯に挟まるぐらいならいいが喉に刺されば耳鼻咽喉科のお世話にならなければない。
    大口を開けられるのはまだまだ元気な証拠、今私は口が開けられず食事が思い通りにとれない。
    歯医者に通っているが口の運動を進められている。
    どうも顎関節症のようである。
    厄介なことが増えつつあり先行きに不安を伴う昨今である。

    1. やれ咀嚼がとか、やれ誤嚥とか、歯や舌や口腔内の健康を保つことが大事と言われるようになりました。舌を左右の内頬につくように動かす訓練がいいとか言われてます。

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