這ひ出づる地虫のいまだ覚束ず
庭の土をほじくっていたら団子虫がいっぱい出てきた。
ただ、まだ寝ぼけ眼風ですぐに土に中に潜りこもうとする。よくみると図体のわりには殻もなんだか子供のようで色が浅く柔らかそうで、外で活動するにはいくぶんまだ早いような感じだ。啓蟄が過ぎたとはいえ今年はことのほか寒かったから準備できてなかったのかもしれん。
そういえば、虫は気温にしたがって活動開始するのだが、急に暖かくなったからといってすぐに活動が始まるのではなくて、気温とはいっても「気温の累積」であるらしい。ということは、今年は一ト月近くも寒の戻りの日が続いたので累積温度が活動開始するには至らず例年よりは遅いということになる。
今日の暖かさで庭の白梅が一気に散ってしまった。次は桜前線の行方が気になる季節であるが、今年の生き物カレンダーは一筋縄ではいかんかもしれん。
虫たちが蠢き始めるのもやはり土の中で準備が必要ということです。
一気に暖かくなって戸惑っているのでしょう。
目覚めが悪い気持わかります、面白いですね。
早すぎる春本番の暖かさに人間も驚きです。
せっかくの梅も早々散り急いでいます。
津の平治煎餅で「結城さんのしだれ梅」という白あんで梅を包んだ和菓子がありました。
ご近所さんの梅を一枝手折り母の病室に届けました。
ささやかな梅見でした。
平治煎餅の和菓子というのは、季節に合わせて作ってるんでしょうね。そういう部門もあったのは知りませんでした。いつも煎餅か最中しか眼中にないので。
お母さんはお見舞いの梅の一枝に喜ばれたことでしょう。次は桃の花でしょうか。毎週ほんとうにご苦労様です。
平治煎餅の店員さんによれば、だいたて本店の喫茶部ではこの季節お抹茶とセットで注文できるそうです。
今度機会があれば是非お抹茶と味わってみてください。
今朝の早朝散歩中に今年初めてのウグイスの声を聞きましたよ!!
箱根あたりなら分かるけど、めずらしいことです。
工場の周りに植えてある高木の上の方で”ホー、ホー、ホー、ケキョ、ケキョ”と少し恥じらいながら、遠慮がちな鳴き方で、発声練習を始めたばかりようでした。
また、こぶしの花の蕾がたくさんついた木に一つ二つ白い花が開き始めました。
散歩道の生け垣に植えてあるツツジも花の蕾が形を見せ始めました。
このところの温かさにさそわれて、一気に春モードにギアチェンジしたようです。
今日も朝から温かく、南風が強く、”春二番?”を思わせるような陽気です。
横浜の桜の開花予想が3月23日ですが、さらに早まりそうな天候ですね。
初鳴きですか。まだ練習中とはいえ楽しみなことです。これから辛夷、白木蓮、桜と次々に賑やかな便りが続きますので、気分まで浮かれてしまいます。
「地虫出づ」を目の当たりにしましたか。実感がこもっています。
皆さんのコメントにもあるように春の来方が順調じゃなく色々混乱気味ですね。
当地でもまだ蕾の固い梅と今にも咲きそうな桜がいっしょくたになってる感じです。まあそれもいいか。
北の方ではいくつもの春が同時に来るので、それと似た感じかもしれないですね。春はやはり静心なしでは過ごせないものです。
今日は強風と砂埃で、なんだかザラザラした感じです。
交通機関にも乱れが生じているようで、春の嵐です。
今夜から雨になるとのことで、少しほっとしています。埃を雨で洗い流してほしいです。
沈丁花も一気に咲いてしまいました。香を楽しみたいのですが、この風では窓もあけられません。なんとも荒々しい春の訪れです。
いやあ、お話自体がいくつかの俳句になりそうです。ぜひものにしてください。