万葉の歌碑確かめつ桜人
今日はエイプリルフール。
もとい、まほろば句会。
佐保川の長堤を遡りながら春の句を詠もうというわけだ。主役は桜。約5キロにわたって見事な桜並木で、なかには奈良奉行が植えたという160年ほど前の木もあって、カメラを持った人、ハイキングの一団、犬の散歩をかねてのウオーキングする人、外国人グループなど、平日でもけっこうな賑わいだ。
万葉歌碑がところどころ置かれているのもこの佐保川の特徴。万葉仮名で書かれているものもあるが一首ずつ読みながらのそぞろ歩きも楽しい。見事な柳が芽吹く、その木の下には、
打ち上ぐる佐保の川原の青柳は今は春へとなりにけるかも(大伴坂上郎女 万葉集巻八の1433)
犬養孝揮毫の歌碑があった。
万朶の桜、この見事さをどう表現すればいいのか言葉が見つかりません。
上から、下から斜めから真正面といろんな角度で眺めるとそれぞれ趣が異なります。
今日の句は奈良の吟行の良さが出ていていいですね~
奈良県で本格的に川に沿って桜が植えられているのは、ここ佐保川だけかもしれません。御所市には小規模のものがあるようですが。佐保川は行政でなく近隣の住民団体が中心になって桜祭りを盛り上げているようでした。
今日は、市内にうまい蕎麦の店を教えてもらったので、再度家人と万朶の長堤を歩く予定です。
桜はごく短い期間限定だけに、よけい心が騒ぐのでしょうね。
私も毎日桜人です。
おおしまざくら、染井吉野の並木を堪能しました。
今週いっぱいまだまだ楽しめそうです。
花衣という言葉もあります。
何かしら浮き浮きするようなところがあっていいものです。