山桜見慣れし景色を変へて見せ
あれ、こんなところに桜があったんだ。
近所の山をふだん見慣れているはずなのに、この時期になるとはっとするような存在感を見せてくれる木がある。よく見ると、あちらにも、こちらにも。
思わぬ季節の贈り物にちょっと得したような気分になれる。来年もまた驚かせてね。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
山桜見慣れし景色を変へて見せ
あれ、こんなところに桜があったんだ。
近所の山をふだん見慣れているはずなのに、この時期になるとはっとするような存在感を見せてくれる木がある。よく見ると、あちらにも、こちらにも。
思わぬ季節の贈り物にちょっと得したような気分になれる。来年もまた驚かせてね。
そうですね。毎日のように歩いているルートでも「えっ、これは」と思うものありますよね。人間見ようと思ってるものしか目に入らないので、偶には無心になるのがいいのでしょうね。今素朴な山桜の季節なんですね。
身の回りに意外に桜が多く今さら驚いています。こんな驚きなら歓迎ですけどね。
毎日眺めていると気付かないこと、ありますね。
一週間おきに通う三重の山容は毎回変化を見せてくれます。
前回は山全体がほんのりと薄桃色を帯びていました。
来週はまた緑の色も濃さを増してさらに眺めが良くなっていることでしょう。
校歌にもうたわれている「薄紫にそびえたつ矢頭の雄姿」は
枕草子「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる」そのものの光景です。
まさに「かぎろひ」の世界ですね。
「たなびく」という言葉も風情があって好きな言葉です。