蛍烏賊ヘッドランプの灯も揺れて
大潮の渚満ち来る蛍烏賊
大潮の月なき夜の蛍烏賊
蛍烏賊すくう渚の月もなく
蛍烏賊渚ですくう闇夜かな
蛍烏賊の旬は5月連休までだという。
そのころに深みから浅瀬にやってきて産卵する頃が一番うまい。
これを、魚津などでは一般の人でもタモ網ですくうこともできるそうだ。
浅瀬にやってくるとき、なかには波打ち際にまで身投げしてしまうのがあって、これを網ですくうのである。タイミングとしては大潮の満潮時で、月明かりのないときである。
必ずしも毎回採れるわけではないそうだが、あの蛍烏賊の活きのいいのが自前で採れ、その場で食うことができるというのは、地元ならばこその遊びであろう。
都会では生の活きのいいのを食おうとすると、寿司屋,料亭とか一部の高級料理店に行くしかない。未明に獲った烏賊はストレスのため一日休ませて、翌朝のトラックで空気詰めにして築地などに運ばれる。したがって、今晩食ったものは昨日の朝に浜に上がったものだ。
そういう烏賊は一般家庭ではなかなか手に入らないので、本物の味を楽しむにはやはり現地に行くしかない。
ああ、びっくりした!!
誰が身投げかと思えば蛍烏賊。
地もとではタモですくった獲れ獲れが食べられるのですね。
先日しょうが醤油でいただいたのは一日前のものですか。
あんなものだと思っていましたが本物を食してみたいものです。
深夜に獲るので遊びみたいなものでしょうね。好きでないとわざわざ出かけるものではないと思いますが、実際はどうなのか地元出身の人に聞いてみたいものです。
連休も過ぎると身が随分大きくなってもう旬とは言えないようです。思い出すと30年くらい前ですが、蛍烏賊の旬で、同じくシロエビ漁も始まって両方の珍味をいただいたことが懐かしいです。
ホタルイカですかいいなあ!!
海の幸、山の幸にかかわらず、旬のものをいただくのは最高の贅沢ですよね。春の山菜は香りもきつく命のおすそ分けを頂戴しているようなものでしょうか。郷里の今は、筍、タラの芽、こごみ、のびる、セリなど、てんぷらの材料には事欠きません。これを肴に「宮の雪」や「初日」、「義左衛門」などの地酒をいただくと、これはもうこの世の最高のぜいたくな瞬間ですね。
そう言えば去年県境の道の駅でいろいろ山菜が並んでいるのを思い出しました。珍しいものがどうしても我慢できなくて買ってきますね。今年はどうしようかな。