山に火を追う

野火を追ふ空と交はるところまで

若草山がようやく黒くなった。

昨日「焼き直し」があって、本来の末黒山が出現。
関係者だけの作業だから、見学できたのはたまたま訪れた観光客くらいだろう。
名にふさわしいお山に戻る初夏がまた楽しみである。

“山に火を追う” への4件の返信

  1. 若草山もやっと夏を迎える準備が出来たわけですね。

    「野火」からの連想は、どうしても大岡昇平の方につながってしまいます。

    あの息苦しいまでのラストシーンの煩悶。もう一度読み直してみたい気分ですが、もう少し暖かくなってからがいいかもね。

    1. 若い頃読んだ本です。粗筋すらうろ覚えですが、人間が極限まで追い込まれる戦争の恐ろしさを描いた作品だったかと思います。
      あの野火に比べれば、若草山の山焼きはなんと平和なことでしょう。

  2. 若草山の「焼き直し」なんて聞くとちょっと笑えてしまいます。
    これも初夏の瑞々しい本来の若草色の山のためには必要な作業、行事なんでしょうね。

    1. 観光行事化しているので、当初予定日は変えられないのでしょう。当日は形だけでも済まさざるを得なかったと思われます。
      芒原も想像以上に背が高く、野ねずみなど繁殖させないためにも、しっかり焼いて力強い芽吹きを促すのが大事なんでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください