至福の朝

凍解けて今日の大地の精気かな

びっしりと真っ白に降りた霜。

春とは言え、ときに冷え込む朝。
日が昇り始めると、たちまち日が当たる部分から解けていって、土も萌えだしたばかりの草も精気をとりもどす。
頭上には相変わらず雲雀の声。いつも何処にいるのか見逃すが、今朝はキヨノリ君に教えられたとおり目の焦点に気をつけたら、うまくその姿を捉えることができた。

今年はなかなかくっきりとした大峯の眺めは見られないが、女人結界の山上ヶ岳から弥山、八経ヶ岳にかけての奥駆行者道の稜線だけはうっすらと確認できた。二泊三日のコースが居ながらにして眺められる至福の朝である。

“至福の朝” への2件の返信

  1. さすが盆地、山並みの姿は格別でしょうね。
    雲雀、捉えられましたか。それはよかった。コツが分かれば段々早くなりますよ。人間の目って精巧に出来てるってことなんでしょうね。

    1. 老眼というのは遠近の調節がなかなかきかなくなることだと思うのですが、まだいけると言うことでしょうか。
      近眼は高校時代からですが、今は裸眼で雲雀を捉えられる不思議。毎日遠くの山を眺めている効果かも?

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