地が動く旬日残花散りにけり
しづ心なき目に見えぬ残花かな

今頃はどのあたりを走っているのだろう。

日本列島の桜前線である。
熊本地震からすでに一週間経過して、そのあいだ桜のことはすっかり頭の中から消えていた。
気がつけば、造幣局の「通り抜け」も、吉野の桜も終わっている。
残るは「残花」を楽しむことだが、これだってもうその時期は過ぎて、桜で言えば「余花」の季節を迎えようとする時候である。

甚大な被害をもたらした災害と「桜」とはあまりにも不似合いである。

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