再会のチャンス

菜種梅雨ヘリの眼下の青シート

九州新幹線が再開したとのニュース。

復興への第一歩だが、被災地は復旧すらまだ入り口にある。
わけても、熊本城の天守や櫓にはまったく手がつけられてない様子で、雨に降られるままになっているのは痛ましい。
被災程度の調査すらこれからだと考えると、再興は一体いつの日になるのだろうか。
熊本へは高校の修学旅行でしか行ったことがないが、生きている間はあの雄姿に再会できないかと思うと、残念でならない。

“再会のチャンス” への4件の返信

  1. 無残な熊本城が映し出された時のショック・・・
    私も修学旅行で一度観たきりです。
    先日訪れた弘前城では石垣に崩落の危険があり修復のため天守が移動されていました。
    確かに見た目にも石垣が丸く膨らんで見えました。
    規模的には熊本城に比べようもありませんが内部を強化して三カ月かけて天守を曳屋と言う作業方法で動かされました。
    名古屋城ではコンクリート造りの天守閣を木造に造り替えるなどの話が出ています。
    いずれにしてもそれぞれに守りたい建築物、地震に耐えられるのか心配が尽きません。

    1. 弘前城本丸の移動は石垣修理のためだったんですね。
      ドキュメンタリーでは日々動く本丸と岩木山のビューが印象的でした。
      元城主のお殿さんは陶芸没頭のせいでしょうか、特別マスコミには顔を出しませんね。
      その前の城主もその後お家断絶となるは、今また自慢のお城が崩れるやら地下から嘆きが聞こえてきそうです。

  2. 菜種梅雨ヘリの眼下の青シート

    好い句ですねぁ。

    瓦礫にかぶさる青シートが 菜の花の黄を背景に
    点描となっており、それを 白くて細い雨を通して俯瞰している。
    広重の作品みたい。
    災害の残酷さとは こういう感じなんでしょうね。

    1. 詠んだ本人もビックリの解釈で恐れ入ります。「色」のことはまるで意識から抜けていました。
      もう住めるかどうかも分からない家が累々と青シートで雨を避けている。被災された人たちの心中はいかばかりかと。
      俳句は災害すら客観的に詠むことが求められます。それがさらに残酷さをえぐり出すのかもしれませんね。

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