グラウンドにて

膝折りてダッシュの汗の落ちにけり
汗落ちて土は煙を吐きにけり

朝練とはいえ、旱がつづくグラウンドは乾ききっている。

甲子園のようによく整備されたグラウンドにはほど遠い校庭などでは、関東ロ−ム層に典型的なように土の性質によっては細かい粒子のようになって、少しの風にも土煙が舞い立つし、雨が降れば水はけが悪くいつまでもぬかるみが消えないという、選手泣かせのところもある。
先ほどからダッシュ何本もやって、膝に手をやり息を整えているが、さかんに吹き出している汗が滴り落ち、それがミルクの王冠のような跡になって土煙をあげる。

夏も終わりに近い。
甲子園が始まるといよいよ秋が顔を出してくる。

“グラウンドにて” への2件の返信

  1. 朝連とか言うものには生涯縁がないらしい。
    あんなことをしたら死んでしまいそう・・・
    スポーツ音痴で、極力身体を動かしたくない怠け者である。
    そのせいか夏場は身体がだるくて仕方がない。
    汗をかくのは掃除機をかける時ぐらいかな?
    唯一毎日30分の健康体操が貴重な時間であるがこれとて好きで通っているわけではなく近頃は仕事に行く感覚である。
    関東ではだるいことを「かったるい」と言うらしいが故郷では「かいだるい」と言う。 
    嗚呼、かいだるい!!

    1. そうですね、津では「かいだるい」でした。
      かいだるくて、めんどくさくても、体操の習慣は素晴らしい。

      今日は朝から暑すぎて、掃除機をさぼってしまいました。外へ出ると、強烈な日差しでクラクラです。

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