浅酌の余熱冷めて蛍かな
蛍にとっては顔を出せない日が続く。
蛍は、夕食にビールをいっぱいやって、醉いが抜け始めるころに現れる。
しかも、適度な湿度と無風という条件が必要なのだ。
こんなに、まるで梅雨明けと思われる日が、しかもこれからも雨の確率が低いとあっては、急に舞台を奪われたようなものだろう。
蛍の恋路さえ邪魔する今年の天気は一体どうなっているのだろう。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
浅酌の余熱冷めて蛍かな
蛍にとっては顔を出せない日が続く。
蛍は、夕食にビールをいっぱいやって、醉いが抜け始めるころに現れる。
しかも、適度な湿度と無風という条件が必要なのだ。
こんなに、まるで梅雨明けと思われる日が、しかもこれからも雨の確率が低いとあっては、急に舞台を奪われたようなものだろう。
蛍の恋路さえ邪魔する今年の天気は一体どうなっているのだろう。
浅酌と言う言葉、初めて知りました。
ましてや浅酌低唱なんて風流、これっぽっちも持ち合わせていないのが残念です。
蛍と言えば今年も見逃してしまいここ数年見ていません。
毎年6月の中旬には田舎へ行くのですが今年は蛍のことをすっかり忘れていました。
蛍の出現にはそれこそ時間と気象条件が不可欠なのです。
そんな好条件の日は少なく、ともすれば待ちくたびれて寝てしまうことが度々なのです。
仰る通り、深酒すれば蛍を見逃します。
蛍などどうでもよくなったり、足許が怪しくなったり。
ここでもほどほどがいいようです。
浅酌の 余熱冷めて 蛍かな
SKYBLUEさん同様、「浅酌」の意味が分からず辞書を引くと、
「浅酌低唱」と言う言葉が。 → ほどよく酒を味わい飲みながら、
小声で詩歌を口ずさんで楽しむこと。
浅酌って、ほどよく酒を飲むことなんですね。
そうだとすると この句、上手すぎますね。
軽い酔いからの余熱=ほとぼり と 蛍が発する淡い光からの
余熱=ほとぼりが 実にうまく 絡み合って、今頃の季節に
ぴったりの句です。
思いもかけず、新しい解釈をいただいて恐縮です。
「かな」の句というのは一気に詠み下すのが普通なんですが、これは中で軽く切りを入れたのが変化球的です。
さらに推敲できる句だと思ってますので時間をかけて熟成しようと思います。