丈六の若葉明りの薬師かな
法隆寺の西の端っこの八角堂。
観光客のまばらなこの一画はじっくり丈六の薬師仏を拝することができるが、この時期は特別だ。
堂全体が若葉色に照らされていつもよりも明るいくらいだが、堂は一方しか開いてないので内部の暗部との差が大きくて目が馴れないうちはお堂の中がどうなっているのかすぐには分からない。
だから、真っ暗な空間に丈六仏だけが緑がかった若葉明かりに浮かぶさまは息をのむ美しさである。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
丈六の若葉明りの薬師かな
法隆寺の西の端っこの八角堂。
観光客のまばらなこの一画はじっくり丈六の薬師仏を拝することができるが、この時期は特別だ。
堂全体が若葉色に照らされていつもよりも明るいくらいだが、堂は一方しか開いてないので内部の暗部との差が大きくて目が馴れないうちはお堂の中がどうなっているのかすぐには分からない。
だから、真っ暗な空間に丈六仏だけが緑がかった若葉明かりに浮かぶさまは息をのむ美しさである。
仏像のことはよくわかりませんが丈六の薬師仏とは丈が6尺あるということでしょうか?
その仏像と新緑(若葉明かり)を取り合わせた描写が素敵です。
「丈」は10尺のこと。「丈六」とは16尺で約4.8メートル。お釈迦様の身長がそうだったと言われるところから仏像の一つの基準となっています。
飛鳥寺の釈迦如来は飛鳥大仏と呼ばれますが、半分の高さの座像として丈六仏相当のものです。
仏像の大きさについて詳しくは、仏像の大きさについて(仏像のサイズの見方)が参考になります。