花の行く末

隠しなき翳りきざして合歓の花
花合歓の水面に落とす老の影

あの扇のような形をした花が散っている。

木の上にあるときはまるで美人の睫のようでもあり、雨に濡れれば愁いに沈む西施の風情さもありなむである。
が、美人薄命のたとえの通り、さすがの花合歓もいつかは衰える。
地面に落ちて、雨に叩かれるのは見るさえ無残。

“花の行く末” への4件の返信

  1. 美しいものほど枯れた時や衰えたときの落差が大きく無残です。

    これは人間にも言えることではないかと近頃思うことしばしば。
    久しぶりにテレビに登場した女優さんの変わりよう・・・
    それでもさすがは大女優、美貌の片りんを垣間見ることになる。
    老いは誰にでも等しく来るもの、それを補うのが振舞い、知性、教養等々ではなかろうか?

  2. 花合歓の水面に落とす老の影

    老いはいかんともしがたく、何人も抗えない。
    しかし昨今の古稀越え世代の、何と元気なことか。

    昨日は津のホテルに90名の同窓生が集まりました。
    北は北海道から南は岡山まで。それとドイツから参加のバイオリンのYさん。あっという間の3時間。

    北海道のK(旧M)氏は参加者全員に六花亭の小袋のお土産。岡山のM(農学博士)氏からは、特別に新開発のトマトの新種をゲット。来夏が楽しみである。

    老の影をものともしない「花合歓」のご夫人方に、圧倒されまくりの一日でした。

    1. 昨日は別件で参加できませんでした。
      ご婦人方に圧倒されましたか。たしかに、そのような会に参加できるのも健康のおかげ。
      北海道のK君は粋な手土産持参ですね。トマトの新種開発にいまだ頑張ってるM君、見上げたもんです。Y女史は今回お一人の参加でしょうか。いやはや、みんな元気、元気。
      明日は平均年齢80歳くらいのパーティの司会役。こんな役何年ぶりだろう。一応用意したシナリオ原稿、はたして裸眼で読めるか。

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