後世託すに

夏蝶の付点音符をきざみつつ

何を探しているのだろうか。

ひらひらと来てはまたひらひらと、翅の休まらぬまま飛ぶばかり。
振幅が大きいというわけでもなく、優雅なリズムを刻みながら上下に揺れ動くさまはまるで五線譜に音符を落としてゆくようである。
柚子の葉がもう少し成長して、後世を託すに足るまでになれば翅をやすめることがあろうか。

“後世託すに” への2件の返信

  1. 夏蝶が軽快な音楽を奏でるようにヒラヒラ舞う様がいいですね。

    コロナ禍をよそに生き物や植物等はいつもと変わらない。
    散歩の度に思うのですが雑草も季節の移ろいとともに種類は変化を見せ力強く生きています
    毎日の散歩はそんな自然の姿に癒される貴重な時間である。

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