お国ぶり

さなぶりの餅に麦入るお国ぶり

ここ大和では早苗饗の風習がまだ残っている。

早苗饗衆が伊勢講の面々であることも多く、闌となってくると伊勢音頭が飛び出していよいよ宴もお開きに近づいてくる。
盆地はかつて麦の産地であったことから、早苗饗餅には麦の粒が混ぜ込んであり、これにきな粉などをまぶして供したという。さすがにこうした風習は廃れてきたようだが、これを懐かしんでこの時期だけ和菓子として売られてもいる。

“お国ぶり” への2件の返信

  1. 「早苗饗」こどもの頃確かに「さなぶり」は聞いたことがありますがこんな字を書くとは知りませんでした。
    確か農繁期明けの行事で「日待ち」とも言ったはず。
    何かしらご馳走がありお餅もあったような・・・懐かしい言葉に出会いました。

    1. 検索してみると、米どころ新潟などでもこうした風習が残っているようです。
      棚田オーナー制度が新しく、都会人が田植を終えたそのあしでお祝いをしては、もてなしを受けたりすようなことなども。

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