浚渫

五月雨やユンボ動かぬ河川敷

あっという間に水位があがる。

盆地にふる雨をすべて集めて大和川はふくれる一方である。
近年は下水道の普及やら護岸工事で河川がコンクリートと化したこともあって、雨は直ちに川に流れ込む。
大和盆地は何度も水害に遭っている。大阪との府県境に極端にせまい隘路があり、そこが地滑りの名所でもあるためたびたび川をせきとめてしまうのである。近年は対策工事が完了して地滑りの不安は消えたのであるが、盆地内各所でバックウオーター現象がたびたび発生し床下浸水、床上浸水の被害がでている。
なにしろ大和川は何十もの支流が流れ込むわけで、その数だけバックウオーター現象の危険があるというわけである。我が町も三四年前に低い土地で被害にあった家屋がある。河川の浚渫を行う緊急工事もようやく終わり近隣家屋は胸をなで下ろしているだろうが、さらに豪雨がくるようだと安心はできない。

“浚渫” への2件の返信

  1. 三日続きの雨で地盤が緩んでいるようである。
    梅雨も終盤、当地でも明日にかけまだまだ注意が必要である。

    1. 今日から雑節「半夏生」。梅雨の後半に入り大雨が多くなる。半夏雨と言えばこの時期の大雨のこと。季語「出水」の季節でもある。

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