南天の花の実となる戻り梅雨
気がつくといつのまにか小さくて固い実をつけている。
そう言えば一か月ほど前はさかんに花を散らせていたのを思い出す。
この間異常な暑さがつづいたりしてちゃんと見てやることがなかったらしい。
なにしろ菜園以外はほとんど家にこもって冷房に過ごしていたのだった。
ここしばらくは戻り梅雨がつづくというので、今日あたりは気温30度に達しないからいいものの、さすがに体にまとわりつく湿気には何をするにもやる気が失せてしまう。
暑いと言ったり、べとつくと言ったり、ほどほどいい条件というのはかぎられて体はすっかり贅沢になってしまったらしい。
熱いだのうっとおしいだの、だるいだの毎日文句たらたらの日々。
こんなことでこの一夏を果たして乗り越えることができるのだろうか?
何とか気持ち良く過ごせる方法はないものだろうか・・・
エアコンはそんな毎日に少しだけ快適さを届けてくれる唯一の優れものであることは確かである。
30年ほど前なら、冷房が欲しい夜は年に数えるほど。初夏にして30度超えが当たり前になって、自然の循環の狂いがもっと顕著になってくるのでしょう。もうすぐ死ぬからいいが子や孫の時代を思うと暗澹としてくる。