山はもう夏

信貴の嶺の肩なだらかに若葉山

山はもう夏模様である。

ふっと見上げた信貴山の頂上からなだれるように若葉の稜線が落ちてくる。
桜のピンクがまさにフェードアウトするかのように、かすかに残像を刻んではいるが、もう春の山ではない。若芽がいっせいに芽吹いた後すでに若葉が展開してないと、あのように黄緑色が迫ってこない。
季節はいつもの年よりもはるかに先に進んでいるようである。

“山はもう夏” への2件の返信

  1. 先月末の田舎は緑の山にピンクの山桜が点々と映えそれは見事なグラデーションでした。
    この時期の山容が一番好きでまるで緑とピンクの競演でした。
    今頃は新緑一色に緑滴る季節でしょう。

    1. 県内ではもう著莪が咲くなど以上に早い夏のようです。
      山の若葉が遠目にも目に染みるように柔らかいです。

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