緒を引くやフリーサイズの麦藁帽
サイズFながら実際には3Lくらいあるのではないか。
安物の麦稈帽子を買ったはいいが、ぶかぶかでちょっとした風にもすぐに飛ばされてしまうのは困りもの。
西日があまりも強いので、いつもはカンカン帽のところを麦わら帽子に替えていざ菜園となったのだが、ツバが広い分いろいろものに当たって作業しにくいのだった。よかれと思ったが麦藁帽は作業には向かないものだと分かった。
あれは海浜などでひねもす太陽浴を楽しんだり、鮒釣りでもしてじっと浮子の動きをみているようにできているのではなかろうか。などと文句言いながら今日も日射病で倒れることなく無事に帰宅できたのであった。
お疲れさまでした。
先日の日曜日、町内のドングリ広場の草取りがあった。
麦藁帽をかぶってる人は見当たらなかったですね。
私は農家の奥さんがよく被っている背中まで布が垂れているサンバイザー風の帽子をかぶり大きなマスク姿で参加。
もうこうなったら誰が誰だかほとんどわからない、声で判別するほかない。
もう長いこと麦藁帽はかぶっていない。
でも「麦藁帽」という言葉は好きで以前に寺山修司の歌を書の作品にした。
海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり
麦藁帽と少女というのはしっくりしそうですが、おじさんと麦藁帽ではステテコとのセットイメージが浮かんで、いかにも昭和です(笑)