肌脱ぎてかつて自慢の胸の板
ちょっと動いただけでべたべたした汗がつきまとう。
典型的な日本の夏の暑さである。こんな辱暑と言っていい時期にやれインバウンド、アウトバウンドだと言って観光にくる外国人も驚いているのではなかろうか。
旅行などとんと縁の薄くなったこちらには近所へ出るだけで滝汗が流れて往生してしまう。
家に戻れば誰はばかることなく上半身裸になって身拭い。そうして濡れタオルを羽織ったまま気化熱という奴を肌で感じる半時間ほど。みるみる火照った体が覚めていくのを感じながら極楽、極楽。
鏡を見ればよくよく胸の筋肉も落ちて、これが老残の醜ささとうそぶくものの。
どちらかと言えば汗をかかないタイプである。
体操教室でもTシャツを汗だくになりながらマシンを動かしている人がいる。
そんな中でも私はほとんど汗が染みることなく額がうっすら汗ばむ程度。
この差は何だろう?別に怠けているわけでもないのだが・・・
血の巡りが悪いのか発汗作用が弱いのかそれとも単に汗かきではないということなのか?
かといって人一倍暑い暑いと大騒ぎしている毎日であるのだが。
ベタベタするような汗はよくない汗と言われています。どっとかいてもサラサラ流れるような汗が理想とか。
私はと言えば、前者の方で代謝が悪いのが理由だと言われてます。普段から汗をかく癖をつけていれば、暑い夏も乗り切りやすいとか。