余り苗五枚朽ちたる畔の上
志を継いで無農薬の田の管理を引き受けたはいいが。
素人ゆえの悲しさか、おそらく農協から買ったものだろうが多くを余してしまって、捨苗にするにも多すぎる。
結局苗箱何枚もの苗が使われることなく干からびてしまったのをみるにも辛い。
田の隅の方がずいぶん無駄に空いてしまっていて、いかにも馴れない田植機を使ったことが知れる。普通ならば、このようなごく狭い田などは機械の入らないところは手植えで補うものであるが、それすらもされてない。
こんなに余すのなら、二本植えのところ三本植えにすればかなり無駄がなくなると思うのだが、これもまた無農薬ならではのこだわりがあるのだろうか。