懸命

青鷺の子持烏に追はれけり

青鷺にしてみればいい迷惑だろう。

たまたま通りがかった森から烏が飛びだしてきて、身を賭して追いたてに駆られる。びっくりした青鷺は聞いたこともないようなけたたましい声を上げて一目散に高く舞い上がる。
自然界にはこうした子供を守ろうとする親の戦いがあちこちで繰り広げられているのであろう。
人間さまにはあれこれいたずら止まない烏だが、こうしてみてみると彼らも生きて子孫をつなぐのに懸命なのである。

“懸命” への2件の返信

  1. 青鷺の子持烏に追はれけり

    烏って、世界中で嫌われていますね。
    頭の良さや、子育てを大切にする等好い点もあるのに。
    不思議なのは、何でも食べる中国人でも烏は食べない。以前、中国人に、「犬でも平気で食べるのに、何故烏は食べないのか?」と聞くと、「共食いするから」と答えました。爾来、私も烏は嫌いです。

    1. なるほど、共食いですか。そういう話しは初めて聞きました。よほど飢餓状態にあるときなんでしょうね。人間だって追い込まれればそういう事態になることは歴史が証明してるんですけどね。

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