団欒

手花火のつきて背後を見上げけり

楽しい時間はあっという間に終わる。

それを生まれて最初に知るのは手花火であろうか。
花火を買ってあるのを知っていると、子は夜になるのも待ちきれないほど早く早くとせかす。
いざ始めれば、大量に買ってあるわけでもなく、たいていは一包み程度だから子供が多ければ多いほど早く終わる。
あとは火薬の匂いと煙がたちこめるなかを大人が火の始末してしまうと、子供たちはやっとあきらめる。
そんな昭和のささやかな遊び、家族団らんがなつかしい。

“団欒” への4件の返信

  1. 子どもの頃の花火遊びはあっという間に終わった。
    今のように種類も多くないしたいがいは線香花火であった。
    ちかちかと足元でささやかな光を放つ花火は夏の世のささやかな遊びであったし毎晩楽しめるわけでもなかった。

    1. 他にはシュルシュル回るねずみ花火、クネクネ伸びるヘビ花火なんか安くて庶民の花火でした。年に何回もできるものではなかったですね。

  2. 手花火のつきて背後を見上げけり

    手持ち花火をどう楽しむかで性格が分かります。上の孫は、線香花火の最後のポタッと落ちるのが好きで、最後まで大人しく見ていますが、下の孫は、火がついたら振り回してキャッキャッ喜びます。行く末、どちらがどうなるかや。
    一方、打上げ花火は、今や、ショー。安くても二千円程だして観覧席で見るのが当たり前になりました。河原でポツンポツン上げていた、商店街主宰の花火大会は、すっかり無くなりましたね。

    1. 花火大会会場をフェンスで囲むなど昔なら考えもしない光景ですね。寄付などの後援者、篤志家もいなくなって何でもカネの時代というのは分断を生むものだと言うことがよく分かります。

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