若かえで飛鳥古仏のほそおもて
今、法隆寺は楓もみじの若葉がまぶしい。
平日のせいか一般客は多くないが、そのかわり修学旅行シーズンとあって境内の何処もが大渋滞。外からしか拝めない金堂や五重塔などは内部の仏さまをじっくり見ることができないのが残念といえば残念である。
ただ、日本で最初に認定された世界遺産であり、至宝の宝庫でもあるので、若い人たちはじめ出来るだけ多くの人に見てもらうためにはやむを得ないのかもしれない。
一方、教科書でよく出てくる「百済観音像」(飛鳥時代)、「玉虫厨子」(飛鳥時代)、「夢違観音像」(白鴎時代)などの宝物類は平成10年に落成した大宝蔵院に多数安置されていて、ガラス越しとはいえ間近で見られるのはありがたい。
百済観音さんのすらりとした長身を横から眺めると全身をゆるやかにして立っておられるのがよく分かるし、この時代の特徴である細面は正面と横からみるのでは表情が微妙に異なって見えたのが印象深かった。
さらに今日のボーナスは、ちょうど今の時期だけ公開されている夢殿内の厨子に安置されている「救世観音像」(飛鳥時代)である。太子等身の秘仏とされ、開かれた厨子の中に佇んでおられるのを中学生と一緒に拝見することができた。
世界遺産に指定されてから一度も行ったことがありません。
なにしろ修学旅行に一度行ったきりですもの。
百済観音像のやや斜め横から見た立ち姿が一番優美で美しいと感じました。
是非実物にお目にかかりたいものですね。
身近にいつでも行けると言うのはとても羨ましいです。
西院から東院までたっぷり2時間半。それでも時間が足りないくらいでした。東大寺や興福寺のような混雑度合いはないのですが、それでも見所には修学旅行生が殺到するので、今度行くときは一人マイペースでじっくりみたいと思います。
新緑の法隆寺、ゆっくり見れてよかったですね。
小学校の修学旅行一泊で奈良・京都だったのですが先ず法隆寺に行きました。1400年前の木造建造物を目の当たりにして小学生ながら深く感動したことを今も鮮明に覚えています。その後も何回か行きましたが子どもづれやらでゆっくり見るに至っていません。
日本の誇る最大級の遺産です。色んなものがいっぱい詰まっていることでしょう。是非何度も通って飛鳥文化の隆盛を堪能してください。
いまどきの修学旅行生というのは事前に大変よく勉強していて、ノート片手に熱心にメモしている姿が印象に残ります。僕らの頃は、わいわいがやがやの物見遊山に近かったような。