投稿日: 2013年6月14日2013年6月14日 カテゴリ:まほろば句会、夏 季語:夏柳甲羅干し 猿沢の池の午鐘や夏柳 もうそこが猿沢の池のはずだと思うあたりで、正午を告げる乾いたような大きな鐘の音が興福寺から聞こえてきた。 池の周囲にはあまり大きくない若い木だがすっかり葉を伸ばした柳が垂れ、池では亀たちが甲羅干しするのんびりとした昼下がりである。 木陰で涼んでいたら福岡から3日かけてヒッチハイクしてきたという米人の若いカップルと知り合い雑談するうち、あやうく句会前の腹ごしらえの時間が無くなりそうで急いで飯屋を探すことになった。 共有:シェアTweet 関連
最近はどこの池でも亀が多いですね。外来ものを飼っていて始末に負えなくなって放流したのが半ば野生化したりするのでしょう。 ここ猿沢の池でも幾種類もの亀がいましたよ。 歌の文句じゃないけど、親亀、子亀、孫亀の三枚重ね餅という光景もよく見ますね。 たしかに伝統俳句風には亀の姿態というのは格好の句材でしょうね。 亀の子の親の背より落ちにけり 押し合いへし合いの、亀の子にとっては立錐の余地もないような乾し場(写真のものとは別の)を見ていたら、かろうじて親亀の背に乗っかかっていた子が池に滑り落ちるところでした。きっと親亀が動いたので思わぬ不覚を取ったのでしょう。子亀はすぐに水面に浮いてきて乾し場にあがろうともがいていました。思わず笑ってしまったシーンでした。 どうです?こんな光景をどういう風に詠みますか? 返信
「乾し場」というのが微妙な表現ですね。17文字では説明もしかねるほど難しいシーンですので、ちょっと離れる方がいいかもね。 こんなのはどうでしょう。 亀の子の甲羅干さむと親の背 背は「せな」と読んでください。 返信
俳句では「類想句」と言って誰でも思いつくような表現を嫌いますよね。二物対比の句ならそういう危険性も少ないかもしれませんが、こういう散文調の句はやはり難しいもんです。 対面してならいいんですが、こういうネットでの俳句談義というのも難しい。 返信
写真拡大して見ました。 亀かたまって甲羅干し、面白いですね。
亀の子で一句詠んでみてはどうでしょう?
首をう~んと伸ばしている亀もいるし、向いている方向もいろいろで、見ていて飽きないですね。
最近はどこの池でも亀が多いですね。外来ものを飼っていて始末に負えなくなって放流したのが半ば野生化したりするのでしょう。
ここ猿沢の池でも幾種類もの亀がいましたよ。
歌の文句じゃないけど、親亀、子亀、孫亀の三枚重ね餅という光景もよく見ますね。
たしかに伝統俳句風には亀の姿態というのは格好の句材でしょうね。
押し合いへし合いの、亀の子にとっては立錐の余地もないような乾し場(写真のものとは別の)を見ていたら、かろうじて親亀の背に乗っかかっていた子が池に滑り落ちるところでした。きっと親亀が動いたので思わぬ不覚を取ったのでしょう。子亀はすぐに水面に浮いてきて乾し場にあがろうともがいていました。思わず笑ってしまったシーンでした。
どうです?こんな光景をどういう風に詠みますか?
「 亀の子の乾し場の親を探しけり 」
なんて句はどうでしょう? 即興の遊びすぎかな?
「乾し場」というのが微妙な表現ですね。17文字では説明もしかねるほど難しいシーンですので、ちょっと離れる方がいいかもね。
こんなのはどうでしょう。
背は「せな」と読んでください。
猿沢の池の亀ですか。のんびりしてていい光景ですね。
南天さんとの俳句談義も素晴らしい。
私は最後の「亀の子の甲羅干さむと親の背」がいいと思いました。
俳句では「類想句」と言って誰でも思いつくような表現を嫌いますよね。二物対比の句ならそういう危険性も少ないかもしれませんが、こういう散文調の句はやはり難しいもんです。
対面してならいいんですが、こういうネットでの俳句談義というのも難しい。