都会っ子

引っ越しの木にも空蝉残りをり

東京から持ってきた梅の木に蝉の抜け殻がしがみついている。

移植後夏はわずか1回しか巡ってないので、この蝉は間違いなく東京生まれの奈良育ちである。あの小さな根鉢のどこに潜んでいたのか分からないが、よく振り落とされないでついてきたものだ。
しかし残念なのは雌だったのかどうか、とうとうこの庭では蝉の鳴き声を聞くことはなく、かわりにこの朝近くの家からだろうかクマゼミの「ワシワシ」という賑やかな声を聞いたのだが。

“都会っ子” への6件の返信

  1. 蝉しぐれ、絶頂期ですね。ひぐらし・ニイニイゼミ・ミンミンゼミ・アブラゼミ。クマゼミは余り聞きません。セミ取り名人を自認する爺の腕も聊か衰えました。本番に備え練習にでも行かなくっちゃ。

  2. 日曜日に北杜市の別荘に行った折、昨年は見かけなかった空蝉が家の基礎の部分にへばりつようにして5匹ほどみかけました。以前は赤松の林があった場所だそうですから、その当時に産みつけられた卵が成長して出てきたものだろうね。
    そういえばヒグラシの声はよく聞こえたけど、他の蝉の声は聞こえなかったな。

    1. かつては蝉は7年くらい地中に潜っていると言う話でしたが、最近の報告では3年程度だそうです。蝉ではなく松茸が生えてくればよかったのにね。
      山の高いところでは蜩も早いのでは?

  3. 実家に居るときは蝉がうるさくてイライラしていましたがこちらではアブラゼミのみです。「ツクツクボーシ」と聴こえると得した気分になりました。すばしっこくあいつは捕まえられませんでしたが。
    昨日は雷が付近でゴロゴロしていました。
    夏はまだまだこれからでしょうか。
    蝉の声に期待しています。

    1. こちらは新しい住宅地で庭の木も少いので、蝉は近くでは鳴いてくれません。それはそれで寂しいもんです。
      今年の夏はまだまだこんなものじゃないでしょう。長い、長い夏になりそうです。

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