慣用句

蜘蛛の子の散りてしのちのとどこほる

庭の片付けをしていたら、巣を破ったばかりとみえる蜘蛛の子がうやうやといる。

大きさ一ミリにも満たない小さくて赤い子供たちがコンテナーの上を右往左往しているのだ。おそらくコンテナーの上に登ってきたのはいいが、行き場を失ってしまったにちがいない。
「蜘蛛の子を散らす」という慣用句があるが、あれは巣の袋を破って生まれた直後のことを言うらしい。今日は袋を破って出てきたところを見たわけではないが、あの塊や個体の小ささから巣を出てそう遠くないころだったんだろう。

今日見た蜘蛛の子のうち、果たして何匹が生き残れるんだろうか。

“慣用句” への4件の返信

  1. 赤い極小の虫は蜘蛛でしたか。これから嫌というほど遭遇する蜘蛛や蚊、ムカデなんかのイヤ〜な虫は絶滅して欲しいとさえ思いますが、生態系に影響はあるのでしょうか。
    予防や殺虫のスプレーが要る時期ですね。

    1. 雲は虫を食べてくれるし、蚊は不要な水たまりを残さなければ発生しないし、人間とうまく共生できればいいと思います。虫がいなくなればツバメとか渡り鳥だって飛んでこないし、植物連鎖の一部が欠けたら生態系どころか人間の環境だって破壊されてしまいます。なんでも殺虫剤、除菌剤で殺してしまう風潮はどうかと思います。
      一番エコは昔の「蚊帳」が代表。人間の知恵は本来すばらしいものです。

  2. 「蜘蛛の子を散らす」ですか。成程いっぱいいるのでしょうね。「蜂の巣をつつく」という慣用句もありますね。うまく喩えたものだと思います。

    先日(もう2週間くらい前でしょうか)、田植え後の或る田んぼ(それも一枚のみに)蛙が何十匹と集まって一定方向(こちらの方)を向いてゲロゲロと鳴き続けていました。それも一日だけ。翌日からは一切なし、中々見つけられません。さながら一日のお祭りみたいでした。生き物って面白いですね。

    1. どういう現象だったんでしょうね。集団お見合い?
      生物の生態は知れば知るほど面白いものがありますね。テレビで「ダーウィンがきた」とか、デジタルのきれいな画像でいろんな番組で紹介してくれるいい時代になったと思います。もっともほとんどNHK系ですけどね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください