七転八倒

滴りを受くる竹樋の新しき
霊水の龍の口より滴れる
苔生ゆる龍の口より滴れる

墨坂神社竜王宮の龍の口

簡単なようでなかなか難しい季語である。

句会までには時間があったので墨坂神社に立ち寄った。ここには罔象女神(みつはのめのかみ)をまつる竜王宮があり、名水「墨坂神社の御神水」が湧き出ている。今月の兼題が「滴り」なので、どこかにヒントが得られないかと思ったからである。

掲句の通り、まだ授かったとは言えず、七転八倒の産みの苦しみはまだまだ続く。

“七転八倒” への2件の返信

  1. なるほど、難しい季語ですね。山林ウオークしてると実感できるんでしょうが。この場合「滴る」と動詞で使ってもいいのですかね。

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