昂ぶりて誘いあはせる夜振りかな
これから鰻を獲りに行くんだという。
それも、バッテリを使って一時気を失わせるという。無論禁止された漁法だ。そんな後ろめたさもあるのだろうか、男たちは出漁前から気分が昂ぶっている。
本来「夜振り」とは、灯した火に集まってくる魚を網などで採ることを言うのだが、カンテラをかざしつつ暗い川に向かって、あの思いバッテリをかつぎ、身の危険も冒しながら鰻をとることもひとつの夜振りとはいえまいか。
これも熊野にいたときの記憶から。
今日は横浜まで日帰りの結婚式。猫がいるのでなんとも慌ただしいが、予約投稿である。
そんな豪快な獲り方もあるんですね。江戸川土手に早朝散歩に行くとモーター付き小舟で前日にしかけた筌を回収して回ってるのを見かけます。特に雨が降って水量が多い時がいいようです。獲れるんですかね。
テレビで見ていると、入れば儲けもの、みたいなところがある漁法ですね。江戸川のは漁業権を持った人たちの生計なんでしょうか。
このところいろんな番組でニホンウナギの保護のことが話題になっており、特にシラスウナギが大幅に減少した原因が、漁業者、養殖業者など立場によって原因を他に求めていることが印象的でした。
絶滅危惧種に指定されたら、立場の違いを乗り越えて、どのように保護し、ウナギの食文化を継続させていくか、本気で取り組まないと大変なことになりそうですね。
この暑い盛りに、横浜へ結婚式でお出かけですか?
大変ですね。暑さで倒れないよう気を付けてください。
実態調査がようやく緒に就いたというニュースを聞くと、どうなんやと思いますが、今からでも遅くないので研究していただいて、さらにみんながちょっとずつ我慢して昔からの食文化が絶えないようにしたいものです。
世界中で日本が一番ウナギの消費量が多いとかで、資源の枯渇とか絶滅危惧種に指定とか聞くと少々肩身が狭いですね。とり尽くしたり、食べ尽くしてはいけないですねえ。
土用の丑の日なんか、今後どうなるのでしょうか。
この間お麩の「不室屋」で、うなぎ見立て(もどき)を食べましたが、形はそれらしく作られていましたが、やっぱりほんとのウナギがいいなと思いました。
麩と言えば、味だけで言えば肉の代わりにもなるんでびっくりしたことあります。これもやっぱり本物の肉のほうがいいのは言うまでもありませんが。