けふ生れし罌粟の坊主を憎みけり
罌粟坊主というのは罌粟の実である。
これからアヘンが採れるので栽培は禁止されている。
したがって、掲句は罌粟の花そっくりなナガミヒナゲシの実を眺めていて詠んだもの。
花が可愛いので放置しておくと、繁殖力が抜群に強いようでどんどん庭を占拠してしまうそうだ。種がばらまかれる前に実はさっさと摘んでしまわなけらばならない。というより、引っこ抜いてみると意外に簡単に抜けるのだが。
この手の草花をもっと知るためキヨノリ君情報の「スキマの植物図鑑」を発注したが、ただいま入荷待ちだそうだ。
私も散歩中に時々見かけます。
可愛い花でそんな恐ろしいとは思いませんでした。
調べたら
「自分だけの遺伝子を撒き散らすことに貪欲な危ない奴です。
アスファルトの裂け目を容赦なくぶち破って生えてくる強い子です。」とありました。
まだ群生とはいきませんので見かけたら抜いてしまいましょう。
車のタイヤにくっついてどんな遠くにも運ばれていくようです。だから道路沿いに群生が見られるとか。
他の子が生きられないのは大変なので、とりあえず庭の子は始末しておきました。
「スキマの植物図鑑」、売れてるみたいですね。身近な草花ばっかりなので親しみが持てていいですよ。載ってる110種、多分どこかで必ず見かけているものだと思います。
ナガミヒナゲシ、可愛い顔して恐ろしいですね。
知らない間にいろんな外来植物がはびこってるものですね。よっぽど快適環境なんでしょう。