これが小麦色

麦秋や遠目にしるき大鳥居

以前にも詠んだ光景。

三輪山に向かってさえぎるもののない眺めだ。
奈良盆地のなかでは珍しく麦畑が続いている。
ここは盆地西から桜井方面に斜めに走る県道14号線、飛鳥への近道でもあるので何度も利用している馴染みの道だ。盆地を南北に貫く国道24号線を横切ってしばらく行くとやがて工場や民家が途切れ、三輪山の姿がどんどん近づいてくる。その間は一面に麦畑が広がっていて、春には青々していた畑が今日は文字通りみごとな小麦色だ。

大神神社の黒い大鳥居もいよいよ近づいてきた。

“これが小麦色” への2件の返信

  1. 国道24号線、大国道ですね。お世話になりました。23号線の次なんだなと思いました。県道になるとローカルになる。大神神社の鳥居は大きいし見通しもいいのですぐに分かる。正に山の辺の道の象徴なんでしょうね。

    1. 国道の偶数が南北、奇数が東西に走るとかつて聞きました。するとR23は東西ですが実際には南北?R246は沼津と東京の東西、違うじゃないか。

      山辺の道はまさしくかつてのヤマト地区を南北に貫く道。あの大鳥居はそれを象徴する場所の中心にあって、まほろばのセンターでもあるんでしょうね。古代史の謎が深いだけに、いろいろ想像を巡らすことができるのは楽しいものです。

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