胡乱な記憶

桐咲いて今ひとたびの花明り

朝カーテンを開けて驚いた。

八幡さんの森にひときわ目立つ紫がかった花木がある。桐の花をみつけたのである。
距離でいえば自宅からは100メートルもないくらいで、同じ傾斜地にあって一段小高い森の一角だからよく見えるのである。
あの辺りは今月前半に毎日のように窓越しに桜を楽しんだあたりで、周りが新緑に包まれる頃となって忽然と主役に躍りでてきたようなものである。
というのは、ここにすんで5年になろうというのに、今まで桐があることなど全く気づかなかったのである。2,3年前には桐の花を求めて、わざわざ当麻のほうまで出かけたというのに、なんとも迂闊な話である。

灯台下暗しというか、普段見ているつもりで実は見ていない、ということだろうか。

“胡乱な記憶” への2件の返信

  1. 最近の事はすぐ忘れますが昔の記憶は結構確かな方だと思います。
    それでもエッ!!と思う事しばしば。
    思いこみの激しさもあり、記憶の曖昧さに忸怩たる思いです。
    「灯台下暗し」とはよく言ったものです。

    1. さすがに朝食を摂ったことは覚えていますが、中身はなんだったかなんてこと忘れるのはしょっちゅうです。これくらいで済んでるならまだ大丈夫とも。

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