痺れる頭

大潮の礁の沖まで蟹を追ふ
沢蟹のバケツ見せ合ふ川遊び
飼ひたしと蟹見せに来る幼かな
片爪のもげたる蟹を放ちけり
沢蟹の不揃ひなるも鄙の饗

兼題「蟹」。

なかなか難しい。
想像力を目一杯働かせなければ納得できるものは生まれてこない。
嘱目吟詠ならなんとか詠めても、場に居合わさないで「詠む」のは苦手。克服しなきゃね。

“痺れる頭” への4件の返信

  1. 蟹ですか、目の前で動きを見ないで詠むのは難しいですね。
    ザリガニは当てはまらないのでしょうね?
    沢蟹は田舎ではしょっちゅう目にし天ぷらにしたこともあります。

    この前広島の縮景園(広島藩浅野家別邸)で珍しい蟹を見ました。
    多分池から出てきたと思いますが沢蟹に似ていてもう少し大ぶりな赤茶色を帯びた蟹でした。

    1. ザリガニもよしのようですよ。夏の川、海の遊びで目にする蟹。冬の蟹とは趣が違いますからね。
      沢蟹にもザリガニ級の大きなものもいますよね。一生を淡水で過ごす唯一の蟹だそうですから、沢蟹の仲間に違いないでしょう。

  2. 蟹と言われてもズワイ蟹とか上海蟹とか食べる方は浮かびますが俳句に詠むような小蟹は子どもの頃の遠い思い出しかありませんものね。まあそれを思い出しなさいということなのでしょうが。

    1. 磯遊び、川遊びを想定してのシーン創出みたいなところが必要ですね。童心には帰りようもない齢にははなはだ心許ないことです。

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