自由律の句碑

行き暮れてすすきの原や碑の一基

思いたって曽爾村屏風岩の紅葉を見に行った。

ピークは過ぎた感があるが、それでも十分見応えある眺めである。
紅葉の屏風岩
1台通るのがやっとという急坂をあえぎながら車は上る。ついた先が「屏風岩公苑」。標高700メートルあまりだろうか、大変眺望がきく台地になっている。
しばらく散策すると、みたところ文学碑らしい古い石碑がある。文字は苔に覆われていたりして裏の昭和9年建立とだけしか読めない。文字数から推して句碑かと思われたが、果たして帰宅して調べてみると、自由律俳人の尾崎放哉、種田山頭火らと並ぶ大橋裸木(おおはしらぼく)の「日盛りに木の立ち木のかげ」が層雲同人会によって建立されたものだった。