トラクターの爪の近づくはこべかな
春耕というのだろうか。
水田にトラクターが入って耕し始めた。
よく見ると、田の石垣には牛ハコベが群生していて今にも花開こうとしている。まさに、
はこべらの石を包みて盛り上がる 虚子
この句の通りの状況だ。
ハコベの生える土壌というのは耕作に最高の状態の土であると言われ、このように石垣に埋まった土さえも豊かというのは田そのものも豊穣の土と言うことかもしれない。
しばらく雨が降ってないので、田も乾燥していてトラクターの巻き上げる土煙が風に乗って飛んでくる。
ただでさえ、花粉アレルギー、猫アレルギー気味なので早々と退散となった。