はこべらの萌えて多産の土ならむ
はこべやイヌフグリなどが生える土壌は畑に適しているという。
スギナなどが群れるのは逆に荒れ地の証拠で、植生の変化が進んで多様な植物が育つようになるとどんな野菜でも作れるようになるとか。
庭の隅に雑草などを積んでいた辺りは、発酵・腐食がすすんで土の色が真っ黒に理想的な土の色になっている。と同時に引っ越してきた当初スギナが暴れまくっていたのが、今では姿を消しかけていていろんな種類の雑草が生えるようになってきた。
芝生の庭も雑多な草におかされ管理が大変なので、いっそのこと思い切って菜園に変更しようと新しく畝をきってみた。元が芝生だから決して豊かな土ではなく、何年かかけて畑らしくなるよう培養しなければならない。老い先のことはおいといて、老いの楽しみを土に求めようと言うわけである。
老いの楽しみ、自然に還る。
楽しみな「老いの風景」が見えてきます。
はこべらは幼いころ飼っていたウサギの餌に取っていたような気がします。
思えば幼いころは小動物に囲まれて暮らしていたような気がします。
ウサギ、鶏、ヤギ、犬、猫等々・・・
はこべは見るからに柔らかそうで春の草というのにピッタリです。これなら兎、鶏の餌にもよさそうです。
人間はあまりにも人工的なものに囲まれる生活にどっぷり浸ってきました。知足の暮らしを見返すことも大事です。