疫病の退散唱ふお中日
「内献」という言葉を初めて知った。
檀家の参列もなく、お寺のうちうちで行う法会のことだと。
菩提寺から葉書でそのような通知があって、日常生活のあらゆる面で何から何まで新コロナウィルスに振り回されている。
今年はどこのお寺でも願文に「新コロナウィルス退散」を唱えたに違いない。
このウィルス騒ぎ、感染経路が不明なものがあるようで、一二週間と言われた山はとうに過ぎて、いずれ爆発的な感染にならないか気がかりである。
というのも、一定の条件を満たしたものしか検査してないので、実際の感染者数はこんなものではないはずなのが一層不安感をかきたてる。
街への外出を避けていたのだが、明日はどうしても都会に出ざるを得ない用事があって、オーバーな話だが決死の覚悟をもって突撃するしかない。