傍若無人

本局に仕事始の長蛇かな

昨日土曜日は本局だけが窓口営業。

切手や葉書を買ったり、書類や小荷物を送ったり、月曜日を待ちきれない人たちの長い行列ができていた。
スーパーやコンビニと違って、レジでバーコード読んで「はい、いくら」と言うわけにはいかず、いろいろな事務があって一人当たりの時間が長い。待っている間にも列がどんどん伸びて外にまであふれているのが分かる。
見ていると、局員の対応ののろさというよりは客の姿勢の方が問題があるように思える。
要領よく用件を伝えられない、金を出す段になって財布を探す、など傍で見ていても無駄な時間がいかに多いか。
傍若無人という言葉があるが、これだけの行列をみて少しでも早く事務を終わらせる心準備がほしいものである。

安全祈願

安全を誓ひて仕事始かな

勤めていた会社の工場部門では、始業式が済むとただちに無事故・無火災のお祓いを受けに近くの神社へおもむいたものだ。

全部課長、安全衛生に関わる担当者が参加して神社の御札をいただいて帰ると、今度は各課の神棚に供え、そこでまた職場の安全式を行う。
こうして、ともするとQCDの追求に走りやすい現場に「安全第一」の精神を植え付けるのである。
「ひやり・はっと」レベルのものも含めて「無事故」は全部課長の管理項目に上げられ、工場長による毎月のパトロールはもちろん、定例の報告が課される。
安全管理統括の立場の在職中、大きな事故がなかったのは幸いであったが、ハードの整備だけでは防ぎきれないソフト上の残念な事故がいくつかあり、職場から事故をなくすのはほんとうに難しいことを痛感した。