三角にベースを結ぶ冬日向
この時期になると思い出す。
子供時代の遊びの数々を。
校庭の馬跳び、竹登り、相撲、山や川に行けば肥後の守や小刀を使っての玩具づくり、そして小さな空き地の三角ベース。数え上げれば切りがないほどほとんどが外の遊びである。
塾などもないし、家に帰っても寒いだけだから日がある内は外で遊んだものである。まさに子供は風の子と言っていい時代。
いっときローラースケートブームがきて競って興じたものだが、やはりすぐ飽きられたとみえてスケート場も長くは続かなかった。
今でも鉛筆削りはナイフである。削り器では芯が思うように研げないのである。今はもっぱら室内でその鉛筆を使って数独を解いている。