口唇は語らふために冬灯
自分のいる処しか灯らない。
そんな日も今日で六日目。
洗濯は毎日しているし、問題は食事だった。
南天さんに発破かけられて、一念発起夕食くらいはと料理に挑戦してみた。
最初は、お勧めの豚汁。好きな塩鮭を焼いたものを添えて。今日は、きんぴら牛蒡と牛丼プラス野沢菜の漬け物、明日の夕食は肉じゃがにしてみようと思う。
冬だから、どうしても根菜ものが多くなるが、大根にしても牛蒡にしても、里芋にしても旨いと今さら思う。
自分で料理して新発見したのが、洗い物の要領。料理の合間に用済みのボウル、皿、俎、包丁などこまめに洗っていけば、意外に後片付けが楽だったことだ。今までは、食べた後の洗い物がおっくうで、料理する気になかなかなれなかったのだけど、これなら意外に新メニューに挑戦していけるかもしれないと思えるようになった。
昼のうどんくらいなら簡単に作れるようになって、いくらか苦手意識が薄れてきたかもしれない。
問題は、塩分がちょっと昔に戻ったように濃くなってしまうこと。これは要検討だ。
句の方は、今年は冬らしくない冬だけど、寒の内は「寒」をテーマにした句に絞って詠んでいこうと思ってます。