洗浄

たはし持つ手には冷たき手水かな

日勤の猫トイレ清掃。

仕上げは洗浄である。
朝一番の水使いはこれから辛いものがある。
年に一度や二度は水栓が凍ることもある。さすが盆地の底冷えである。
四匹のうち二匹がX脚でうまくしゃがめないこともあって、猫砂ではなく猫トイレの壁に向かって用を足す。それを受けるために敷いた紙の始末やらトイレ洗浄が毎日欠かせないのである。
そこで束子は必需品。
今日から新しいものに交換して冬に備える。

冷え性

ワンフィンガーで打つパソコンの冷たさよ

パームレストの辺りが冷たい。

ノートパソコンを使うと、夏ならばパーツのヒートアップで両手が火傷しそうになるくらいだが、冬は逆。
スウィッチ入れてもしばらくはなかなか熱が上がらず、掌を置けぬ冷たさについ指だけで打つという形になる。
ブラインドタッチからはほど遠いレベルなので、左右の人差し指各一本ずつ。
一日中使っていてもノートPCは冷え性である。

白熱灯の温み

電飾の昼の仕掛の冷たさよ

古墳しかない公園にクリスマスイルミネーション。

周りには、田んぼのほか何にもない真っ暗なところに突如として現れた。クリスマスウィークの間だけらしいが、なんでまたこんな自然公園に電飾までして寒い夜に人を寄せようと言うのか。
最近の電飾というのはLEDが主流だから、明るくてクリアな光りが特徴だが、灯りのトーンはどちらかといえば寒色系ではなかろうか。耐久性、経済性などには優れているが、従来の白熱電球とは異なって、どこか光りに温もりが感じられないのだ。
車で横目で見ながら通り過ぎただけだが、翌日昼間訪れてみると、木々や植栽などに配線や電球などが絡まっているよう
にも見えて、またまた寒々しくも映るのだった。