葛城山の懐白く凍返る
葛城山の懐まで真っ白になった。
雪時雨の雲が低く覆っていて、これが次から次へと東へ東へ流れてゆく。飛鳥方面は時雨雲にすっぽりおおわれて何も見えない。かと見ると、三輪山がみるみる曇ってゆく。
いっぽう生駒山や若草山など北の方はと見ると、そういうこともなく盆地南半分が雪時雨の趣をみせているのである。
当地も朝から雪が舞ったが積もる雪ではなく、風が強いのでただ吹雪くのみである。
明日もまた雪らしく平地では二センチほど降るとか。
温度計を見ても四度しか上がらずほんとに寒い一日であった。